044-411-3661当日受付WEB予約はこちら

自家感作性皮膚炎

Medical menu

自家感作性皮膚炎とは

自家感作性皮膚炎は、皮膚炎の一種です。ただ、普通の皮膚炎と異なり、いきなりこの病気になることはありません。まず体のどこかに、虫刺されや何らかの原因で発疹ができます。これを原発巣と呼びます。そしてその発疹を掻くなどして、離れた場所に新しい発疹ができます。この新しい発疹が、自家感作性皮膚炎です。

原因となる病気の発生から約1~数週間後に、体の中心線上(顔や胸・腹部など)にかけて多く発症します。頭部や手足の末端にはあまりみられません。発疹の大きさは栗粒大~貨幣大で、赤っぽいアザ(紅斑)や小さな水ぶくれを伴い、激しいかゆみを引き起こすこともあります。

ケースによっては、熱の上昇・食欲不振・悪寒・精神不安などが併せて発症することがあるので、患部を強く掻きむしったり、不適切な薬剤をむやみに塗ったりしないでください。

自家感作性皮膚炎は、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎が悪化して、この病気に移行する場合がありますので、これらの病気を抱える方は気を付けてください。

自家感作性皮膚炎の原因

原因の多くは接触皮膚炎や貨幣状皮膚炎など、急性の皮膚炎が悪化することによると考えられています。接触皮膚炎は俗に「かぶれ」とも呼ばれ、貨幣状皮膚炎は乾燥と関係があると言われています。
他にも細菌や毒素、皮膚の蛋白質に異常がある、もしくはそれらの複合が抗原(アレルギーの元)を作り、全身がアレルギーに対して敏感な状態になったせいで、引き起こされるともいわれています。またこの病気では、何もないところを引っ掻いたり傷つけたりしても、そこに新しい発疹ができることがあります。

自家感作性皮膚炎の主な治療法

自家感作性皮膚炎

この病気に対する治療法は、基本的にステロイドを発生源と発疹が出ている部分に塗ることです。ステロイドが皮膚の炎症を和らげます。じくじくした発疹には亜鉛華単軟膏(皮膚を保護し症状を緩和する働きをもつ)も効果的です。かゆみがひどい場合には、かゆみの元を抑える効果がある抗ヒスタミン薬を服用します。病気の原因となっている箇所が大きい時や発疹の進出がはやい場合には、ステロイド薬を短期間だけ内服することがあります。

なお、自家感作性皮膚炎は水痘や疥癬(ダニを介した病気)などと症状が似る場合があり、判断が難しいケースもあります。水痘や疥癬はウィルス感染であり、元になる原因の病気が見当たらない等で判断がされます。全身に米粒大程度の発疹が現れ、元となる病気にも心当たりがなく周囲も同じ症状を訴えている場合、虫さされや疥癬の可能性があります。特に疥癬は感染力が強いので、皮膚科での顕微鏡検査が必須です。万が一、誤った方法で治療した場合、悪化する恐れがあるので、症状が出たら即座にクリニックを受診してください。

自家感作性皮膚炎に関するQ&A

Q.自家感作性皮膚炎と気づいたらどうすればいいですか?
A.早めに適切な治療を受けることが望ましいため、病院へ受診することをおすすめします。
元となる病気を治さなくては、湿疹は勢いよく増えます。さらにかゆみ・痛みも増し、体調にも悪影響を及ぼします。
出来る限り早く、医師に相談しましょう。