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巻き爪(陥入爪)

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巻き爪(陥入爪)とは

巻き爪

巻き爪とは、足の爪が横方向から巻きこみ、皮膚にくい込むことで起きる炎症のことです。巻き爪は主に、左右を問わず足の親指に起こりやすいです。さらに、巻き爪の症状が長期間続くと、肉芽組織という皮膚の組織を治すための粒状の肉が盛り上がります。これを爪が傷つけやぶれたりすると、皮膚がただれる・爪が柔らかくなるなどして、症状を重くすることがあります。

症状が重くなると、爪の巻き方が筒のようになったり「の」の字型になったりますが、痛みを感じることが少ないので自覚症状がないまま過ごされる方が多いです。

最近、巻き爪は若い女性に増えていますが、男性も油断はできません。また、加齢により、爪が厚くなって巻き爪になるパターンもあります。現在、巻き爪に悩んでいる患者さんは10人に1人の割合ともいわれ、より身近な病気になってしまったともいえます。

巻き爪に似た病気として、陥入爪があります。陥入爪は爪の端がトゲ状になり、指の肉にくい込んで起きる炎症です。同じく爪が変形することで起きるのですが、こちらは化膿したり炎症を起こしたりします。痛みを伴う点も、巻き爪と違うところです。

巻き爪と陥入爪は同時に発症することがあります。その状態になると、治療が難しくなるので、早めに皮膚科へ受診してください。

巻き爪(陥入爪)の原因

巻き爪

巻き爪(陥入爪)の原因は、

  • ① 爪水虫
  • ② 深爪
  • ③ 間違ったサイズの靴

などが挙げられます。

まず①爪水虫ですが、カビの一種である白癬菌が爪に侵入し、炎症が起こる病気です。見た目では、爪に白い線が入ったり白く濁ったりします。悪化すると爪が分厚くなり、黒っぽい・茶色っぽい色になってしまいます。

次に、②深爪です。巻き爪になる原因は、爪と皮膚の衝突にあり、深爪をすると爪から先に見える肉や皮膚の部分が増えます。そうすると皮膚は爪の先端と接触しますから、爪の成長を妨害することになります。伸びようとする爪は行き場がなくなり、横へ伸びるしかなくなるため、巻き爪につながってしまいます。

最後に③間違ったサイズの靴(もしくはパンプス)を履くことにも同じことが言えます。小さいサイズの靴を履くと、足の指先が圧迫された状態になりますので、同じく横方向に伸びる原因となり巻き爪になります。

その他には爪が剥がれ新しい爪が生えることで、元の爪より分厚くなり巻き爪になる場合があります。肥満などによって体重が増え、足先に負荷がかかることで巻き爪になる可能性もあります。

巻き爪(陥入爪)の主な治療法

巻き爪の治療の基本は、皮膚にくい込んだ爪をできるだけ離してやることです。
主な治療法を以下にまとめました。

巻き爪(陥入爪)に対する治療法

治療法 対象となる症状 施術内容
テーピング 軽度 テープを用いて爪を皮膚から離す方法。特に痛みは感じない。
コットン 軽度 爪と皮膚の間にコットを詰める治療。特に痛みは感じない。
ワイヤー 中度以上 特殊なワイヤー(形状記憶合金)を使って爪を徐々に平らな状態へ戻す治療。一部重度の巻き爪にも効果あり。
手術 中度~重度 くい込んでいる爪の一部を切る手術。局所麻酔を打ちます。

手術の場合、当日は包帯を巻いて圧迫し、翌日に止血ができていればその日から入浴できます。
入浴後はゲンタシン軟膏(細菌の繁殖を防ぐ薬)などを塗り、10日ほどでガーゼが必要なくなります。

巻き爪(陥入爪)でわからないことがあれば、皮膚科医に相談しましょう。

巻き爪(陥入爪)に関するQ&A

Q.巻き爪の爪の切り方は、どうしたらいいですか?
A.特別な爪の切り方は必要ありません。
指の先端に合わせて切ることを意識すると良いです。ただ、通常の爪切りではきれいに切れないと感じた場合は、多少値段が高くなりますが、ニッパー型の爪切り(ネイルニッパー)を使うのもおすすめです。
Q.手術は、痛いですか?また、麻酔はどこにするのですか?
A.局所麻酔(歯の治療の麻酔と同じもの)の時に痛みはありますが、手術中の痛みはごくわずかです。麻酔は足の指の付け根に2カ所注射します。足の指の先端に注射するよりもかなり楽です。
Q.抜糸はいつ行いますか?
A.約2週間後の抜糸を予定します。