044-411-3661当日受付WEB予約はこちら

じんましん(蕁麻疹)

Medical menu

じんましん(蕁麻疹)とは

蕁麻疹とは

じんましんは皮膚の一部が突然かゆみ(痒み)とともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消えるといった症状を繰り返すのが特徴です。チクチクとした蚊に刺されたようなかゆみを伴うこともあります。

個々の皮疹は数十分から数時間以内に消えるのが普通です。中には半日から1日くらい続くものもあります。症状がつらい場合には次々と新しい皮疹が出て、常に皮疹が見えていることもあります、またかゆみも激しくなります。

もし一度出現した皮疹が何日もそこに残り、後に茶色い色がついたり表面がガサガサするようであれば、じんましんとは別の病気と考えられます。膨疹の大きさは1~2mm程度のものから手足全体位のものまで様々で、一つ一つの膨疹が融合して、なかには体表のほとんどが覆われてしまうこともあります。形も円形、楕円形、線状、地図状など様々あります。

じんましんの特徴

急性じんましん

赤みと膨らみが4時間以内程度で治まり、再発しても1カ月以内で治まるときは急性じんましんと診断できます。急性じんましんは原因不明であることが多いですが、赤みや腫れを発生させる肥満細胞が、疲労やストレスの影響で刺激に過敏に反応したと考えられます。その場合は日常生活の改善なども必要になります。

慢性じんましん

じんましんが数時間で消えても、1カ月以上症状を繰り返す場合は慢性じんましんと診断できます。慢性じんましんも原因は不明であることが多いですが、アレルギーが原因となることもあります。その場合は、皮膚科でアレルギーの血液検査を行ってその物質を避けることで予防になります。

じんましんの原因

じんましんの原因

じんましんの原因はアレルギー性と非アレルギー性に分けることができます。アレルギー性じんましんは、食べ物や花粉などを体内に取り込むことで発生し、非アレルギー性じんましんは、寒さやストレス、疲れなどが原因で発症します。

じんましんの原因には大きく分けて10種類あります。

①アレルギー性じんましん サバなどの魚類、貝、カニなど、小麦、卵、牛乳などのアレルギーが起きやすい食品。または、合成着色料、保存料などの食品添加物、ホコリ、花粉、カビ、ダニなどのハウスダスト。犬、猫、ペットの毛など。
②機械的じんましん 時計を巻いていた腕、ベルトでしまっていた腹部、バッグをさげた肩、ブラジャーをつけた背中など皮膚のこすれによる物理的な刺激など。
③温熱じんましん 入浴中や入浴後の体温上昇時、ストーブやこたつなどの暖房器具で体が温まるためなど体温を上昇させる要因全般。
④寒冷じんましん アイスなどの冷たい食べ物で体温が低下したとき、いきなり冷たいプールやシャワーの水を浴びたとき、冬に素足でフローリングを歩いたときなど体温を低下させる要因全般。
⑤日光じんましん 太陽光に直接あたる、日焼けをするなど太陽光や紫外線に当たる行為全般。
⑥コリン性じんましん 激しい運動で汗をかく、緊張状態で冷や汗をかく、汗をかく行為全般。
⑦心因性じんましん 物事に過敏になって、心身が軽度の不調を訴える神経症、精神的な原因によって体に病状が現れる心身症、てんかんなどの脳内物質の影響、自立神経失調症などの神経系の異常など精神的に悪影響をおよぼす原因全般。
⑧病巣感染によるじんましん 風邪や喘息などの呼吸器系の疾患、胃炎や胃潰瘍などの消化器系の疾患など病気、感染症全般。
⑨じんましん薬疹 予防接種の副反応や抗生物質の副作用、咳止めなどの非ステロイド系の消炎鎮痛剤など内服薬全般。
⑩血管性じんましん(クインケ浮腫) じんましんになる原因全般、まれに遺伝。
じんましんが発生する原因を特定して、なるべく避けることが最善の予防策になります。仮にじんましんが発症した環境を再現できても100%再発するとは限らないなど、原因を特定するまでに時間がかかる病気です。

じんましんとの主な治療法

原因と悪化因子を取り除く

・内因性のじんましん

落花生やバナナなどのアレルギー物質、香料や人工甘味料などの食品添加物、ハウスダストや花粉などを体内に取り込まない。
血管が拡張するお酒や香辛料も控える。

・外因性のじんましん

温熱や寒冷などの温度変化、太陽光、汗、ストレス、細菌やカビなどの感染症などから外部刺激を受けないようにする。
これらのような体内と体外からの原因物質を避けることは、じんましんの治療法として大切です。

生活習慣の改善と薬の投与

  • じんましんの原因となる物質を極力避ける。
  • 食事と睡眠など生活習慣の改善やストレスの緩和に努める。
  • 抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を内服する。
  • 抗ヒスタミン薬などを患部に外用する。

※医師と相談しながら内服薬や外用薬の量を調整することが大切です。

じんましんに関するQ&A

Q.毎日症状を繰り返していますが、思い当たる理由がありません。

A.じんましんには、特定のきっかけがあった時にだけ現れるタイプのものもありますが、多くのじんましんは何日にも渡って症状が出ます。じんましんの背景に感染症や疲労などの原因が潜んでいることはありますが、多くの場合、一回一回の症状は直接思い当たる理由なく現れてきます。

慢性じんましんでは、ほとんどの場合は原因が明らかにならない場合が多いです。多くは夕方から夜にかけて現れ、翌朝もしくは翌日の午前中頃には消失し、また夕方から出始めるという場合が多いです。皮膚症状の他にも全身の倦怠感、関節痛や発熱などの症状がある場合は内臓の病気かもしれませんので、精密検査を行う必要もあります。ただ自覚できる症状が皮膚に限られている場合は、何ヶ月か何年間と症状が続いた後、ほとんどの場合はおさまっていきます。

Q.いつになったら治りますか?

A.ほとんどのじんましんが、一度だけ急に現れるか、繰り返し起きても1ヶ月以内に起こらなくなります。

しかし原因のはっきりしない慢性じんましんでは、自分自身では症状が出ることを避けることができず、数ヶ月や数年の長期に渡ってじんましんの出没を繰り返すことがあります。それまでの経過が長ければ長いほど、その後の病気が治るまでにかかる時間も長い傾向にあります。そのため慢性に経過するじんましんの多くの場合は、症状が出る出ないに関わらず、長期にわたって薬を飲み続ける必要があります。

そして、うまく症状をコントロールしていくと、徐々に薬の量を減らすことができて薬を中止できるようになります。じんましんが出たら、悪化しないうちに早期に皮膚科専門クリニックに受診することが大事です。