武蔵小杉皮ふ科

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川崎市中原区にある武蔵小杉駅南口徒歩1分の武蔵小杉皮膚科です。アトピー、いぼ、水虫、たこ、うおのめ、やけど、にきび(ニキビ)など、皮膚のお困りごとに幅広くお伺いいたします。

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帯状疱疹ワクチン

  INDEX

1.

帯状疱疹とは

2. 

帯状疱疹の症状

3.

帯状疱疹の原因

4.

帯状疱疹の治療

5.

帯状疱疹の予防

5-1

生活習慣

5-2

帯状疱疹ワクチン接種

6.

帯状疱疹ワクチンの料金

帯状疱疹とは、痛みを伴う皮膚疾患のひとつです。
水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で引き起こされます。一度、水ぼうそうに罹ると、治った後も症状はありませんが、「水痘・帯状疱疹ウイルス」は体内に住み続けています。そのため、幼少期に水ぼうそうを患ったことがある方は、だれでも帯状疱疹になる可能性があります。帯状疱疹は、高齢になると発症しやすく、帯状疱疹の患者さん全体のうち約70%が50歳以上です。加齢とともに免疫力が低下することが原因です。そのため、60代を中心として50代から70代にかけて発症率が増加する病気です。

帯状疱疹の症状は、ピリピリ、ズキズキなどの神経痛が数日から10日間ほどみられます。その後、右側または左側のどちらか一方の神経に沿って、水ぶくれをともなう水疱状の発疹が帯状に現れるのが特徴です。これらの症状は3週間から4週間続き、チクチクした痛みや、強い灼熱感、痒みやしびれが現れることもあります。

帯状疱疹の原因は免疫力低下によるものです。疲労、ストレス、悪性腫瘍、重篤な感染症、免疫抑制剤や抗がん剤治療による免疫の低下などによって、体内で眠っていた「水痘・帯状疱疹ウイルス」が活性化され、再び活動を始めてしまいます。帯状疱疹が発症した際、体が疲れていたり、大きなストレスを感じたり、免疫力を低下させる要因が体に負荷がかかっているという状況です。

帯状疱疹を発症する仕組みについてお伝えします。
「水痘・帯状疱疹ウイルス」にはじめて感染し、発症した場合は「水ぼうそう」と呼ばれます。そして、我々の体の中に、「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対して抗体ができます。そのため、そのあとに同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」に接触する機会があったとしても、感染や発症には至らずに終わります。しかし、体全体の免疫力低下(加齢、ストレス、疲労など)によって、「水痘・帯状疱疹ウイルス」の抗体が上手に作られなくなるので、体の中にある「水痘・帯状疱疹ウイルス」が活動し、帯状疱疹を発症するというわけです。

また、帯状疱疹の発症率が高齢者において高いのは、加齢によって免疫力が落ちているためです。今後、平均寿命が延び、高齢化が進むと、今以上に帯状疱疹を発症する方が増加傾向にあると予測されています。また、帯状疱疹の発症率が高齢者において高いのは、加齢によって免疫力が落ちているためです。今後、平均寿命が延び、高齢化が進むと、今以上に帯状疱疹を発症する方が増加傾向にあると予測されています。

従来、帯状疱疹は生涯に1度のみ発症すると言われていましたが、中には数年後に再発がみられる患者さんもみられます。こちらも、免疫力の低下との関係性が高いです。

帯状疱疹は早期発見と早期治療によって「水痘・帯状疱疹ウイルス」の増殖や、痛みを抑えることが大切です。原因不明の痛みが体のどちらか片側に現れたり、じっとしていても痛みを感じたり、さらにその部分に発疹が出ていたら帯状疱疹の疑いがあります。出来るだけ早く、お近くの皮膚科医院までご相談ください。
さらに、皮膚疾患の痛みだけでなく、他の合併症(眼・中枢神経系など)の症状がある場合は、他の診療科と連携して治療を行うこともございます。

帯状疱疹の治療は、主に帯状疱疹の原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対して、増殖を抑えるための抗ウイルス薬と、痛みを緩和するための鎮痛剤を処方することが一般的です。また、皮膚の症状によっては外用薬(塗り薬)が処方されることもあります。

帯状疱疹を発症しないためには、日ごろから、免疫力が低下しないための「体調管理」が必要です。

生活習慣

帯状疱疹を発症しないためには、日ごろから、免疫力が低下しないための「体調管理」が必要です。バランスの良い食生活、適度な運動、十分な睡眠を心掛けた生活習慣を保ちましょう。

帯状疱疹ワクチン接種

帯状疱疹はワクチンで予防できます。(帯状疱疹ワクチン接種は50歳以上の方が対象)
50歳以上の方は、帯状疱疹ワクチンを接種することで発症の予防や、発症したとしても重篤化を予防することができます。

ワクチンとは、感染症の原因である細菌やウイルスの成分の一部や、病原性を弱くしたもの、病原性を全くなくしたもの、があります。ワクチンを接種すると、そのワクチン成分(細菌やウィルス)に対する免疫力を高めることができるので、病気の発症や重篤化を抑えることができる仕組みです。

過去に水ぼうそうにかかったことがある方(日本では成人の約90%以上)は、すでに体内に「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対して免疫を持っていますが、年齢と共に免疫力が低下してしまうので、ワクチン接種によって免疫を強化し、帯状疱疹を予防します。ただし、帯状疱疹ワクチンの予防接種は、かならずしも帯状疱疹の発症を防ぐというわけではありません。仮に帯状疱疹を発症したとしてもワクチンを接種している場合であれば、症状が軽度で重篤化しにくいという報告があります。

帯状疱疹のワクチンは2種類(シングリックス、ビケン)あります。
どちらも1週間ほどのワクチン取り寄せ期間が必要ですので、帯状疱疹ワクチン接種をご希望の方は事前にお電話にてご連絡をお願い申し上げます。

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